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ホットサーモカップル装置
(Hot-thermocouple)

溶融状態、融体と固体の反応、溶融塩電解などを直接観察する装置です。

ホットサーモカップル装置本体

Hot-thermocouple装置本体

昇温中のチャンバー

昇温中のチャンバー

1.原理と方法

ホットサーモカップル(Hot-thermocouple)装置は熱電対を用いて温度検出、ヒータ機能及び試料保持機能を持たせたものです。
加熱用波形の半サイクルで熱電対を形成させたフィラメントを加熱し残り半サイクルでフィラメントに発生する熱起電力を測温回路で測定します。
従来この加熱用波形には正弦波を使用しておりましたが、本装置より矩形波(300Hz)を使用しています。矩形波を使用することによりマイコンとのインタ フェースが容易となりまた回路がシンプルとなります。
また、フィラメント上の試料量は微小であるため急速加熱、急速冷却が可能です。この方法により各種材料における熱的挙動を直接肉眼で観察することが出来ます。
本装置によりガラス及びセラミックス系材料開発のスピードアップが可能となります。

hot-thermocouple法の原理

2.構成

ホットサーモカップルシステム構成図
ホットサーモカップルシステム構成図

3.機能

1)自動モード

・昇温あらかじめ設定された昇温勾配(度/分)に従い自動で昇温を行います。
昇温勾配設点数3点
・降温あらかじめ設定された降温勾配(度/分)に従い自動で降温を行います。
降温勾配設点数3点
・ホールド昇温、降温制御を停止し、設定温度を維持します。

2)手動モード

手動温度設定ダイアルにて温度設定を行います。

3)温度取り込み

現在測定温度を取り込み保存します。保存された温度データは、液晶表示器にて表示出来ます。
最大保存点数 5点

4)温度勾配の設定

自動温度設定時における昇温、降温の温度勾配を設定します。
昇温勾配設定数 3点、降温勾配設定点数 3点

5)測定温度調整

測定温度の補正を行います。ゲイン(0~200%)+オフセット(0~±20mV)にて行います。

6)設定温度調整

設定温度の補正を行います。ゲイン(0~200%)+オフセット(0~±20mV)にて行います。

7)パソコンによるデータ収集記録(オプション)

パソコンとのRS-232C(シリアル)通信により装置の遠隔制御、測定・設定温度の記録、パラメータ管理及び 動画表示を行うことが出来ます。 ホットサーモカップル装置用データ記録ソフトウェア参照

4.装置仕様


熱電対 Rまたは、Bタイプ(注文時に指定) 
電源 AC100V 50/60Hz 300W 
出力周波数  300Hz
出力 最大300W
外形寸法 430W×211H×450D(mm)
重量 約12.1kg
最大温度 0~1600℃(最大1760℃)
昇温速度 最大500℃/分 (設定可)
冷却速度 最大500℃/分 (設定可)

5.オプション

  1. 顕微鏡 試料観察用
  2. CCDカメラ
  3. パソコン
  4. ホットサーモカップル装置用データ記録ソフトウェア
本装置は、特許取得済です。
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参考文献 森永健次、中島邦彦、太田能生 Vol13 No.2(1986) 日本熱測定学会誌

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