AD51H(インテリジェントコミュニケーションユニット)における51ターミナルの使用方法について説明します。 簡易説明ですので詳細については、該当マニュアルを参照して下さい。
メモリカードのWRITE PROTECTスイッチをOFFとしプログラム書き込み可能状態としてメモリカードスロットへ 装着します。メモリカードスロットへのメモリカード着脱方法については下記の手順により行います。
メモリカード矢印記載面を右側にし、EJECTボタンが飛び出すまで押し込みます。
EJECTボタンを強く押します。メモリカードが前面に出てきます。
RUNキースイッチを「STOP」とします。AD51HのCH3とパソコンのRS232C ポートをケーブルで接続します。ケーブルは、シーケンスプログラム開発用としてシーケンサCPU へ接続しているケーブルが使用出来ます。
モード設定スイッチ1を「4」(プログラミングモード)とし、モード設定スイッチ2の1~5を OFFとします。
51ターミナルソフトを起動します。メニュー「ファイル」-「設定」で設定ダイアログを表示 します。通信ポートNO.の設定確認を行います。ダイアログを閉じます。
RUNキースイッチを「RESET」→「STOP」または、51ターミナルソフトの メニュー「通信」-「オンライン」([F5」キーでも可)によりオンラインとします。 51ターミナルのコンソールタブを選択します。LED表示器に「PROG」と表示されます。 51ターミナルのコンソールに「S>」が表示されます。
51ターミナルコンソールタブ入力欄より下記コマンドを入力しBASICプログラム編集モードとします。 下記の例は、BASICタスク1のサイズを64KBに設定した場合です。
ST 1,64
すでにメモリサイズ設定が行われており変更を行わない場合は
ST 1 とします。
AD51H-BASIC ON-LINE PROGRAMING ........ と表示され、BASICプログラムの編集が可能となります。
BASICプログラミングモードを終了する時は、下記コマンドを入力します。
SYSTEM
S> が表示されシステムモードとなります。メモリカードへのプログラム書き込み、 マルチタスク、起動条件の設定は、システムモードにて行います。
AD51Hの指定BASICタスクNO.プログラムをメモリカードに書き込みます。下記コマンドを入力します。 下記例は、タスクNO.1のBASICプログラムをメモリカードに書き込み照合を行います。
MS 1,V
メモリカードに書き込んだプログラムの起動実行条件の設定を行います。下記にコマンド入力の例を示します。
SET 1,START,IP,64,1
1 | タスクNO.1 |
START | プログラムを電源投入時にROMよりA1SD51Sへ読み込み |
IP | 実行プログラムのタイプ |
64 | BASICタスクプログラムのエリアサイズ |
1 | BASICタスクプログラムの起動順番 |
S? 入力で登録内容が表示されます。
モード設定スイッチ1を「0」(実行モード)とし、電源再投入またはRUNキースイッチ を「RESET」→「STOP」→「RUN」とします。LED表示器に「RUN]と表示されます。
メモリカードのフォーマットは、システムモードにて以下の書式により行います。
CF N:,”NAME”,MEMSIZE,PROGSIZE,0,FILESIZE
N: | 0でAD51HのMEMORY CARD1側 1でAD51HのMEMORY CARD2側 |
”NAME” | メモリカードに付ける名前 最大16文字の英数字記号 |
MEMSIZE | メモリカードの容量 64kバイト単位 |
PROGSIZE | 実行用プログラムの容量 64kバイト単位 |
0 | ダミー |
FILESIZE | ファイル用エリアの容量 64kバイト単位 |
例)MEMORY CARD1側の256kバイトメモリカードをプログラムサイズ192kバイト、ファイルサイズ64kでフォーマット
S>CF 0:,”TASK1”,4,3,0,1
CF? 入力でメモリカードのフォーマット情報が表示されます。
AD51Hは、三菱電機(株)製シーケンサのインテリジェントコミュニケーションユニットです。
参考マニュアル
AD51-BASIC プログラミングマニュアル (三菱電機)
AD51-S3形インテリジェントコミュニケーションユニット ユーザーズマニュアル (三菱電機)