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■ MySQLのインストール

MySQL5.5のインストールを行います。

1.MySQLのダウンロード

以下のダウンロード先より「mysql-5.5.47-winx64.msi」(64ビット版)をダウンロードします。
(32ビット版は、mysql-5.5.47-win32.msi)

(株)ソフトエージェンシーダウンロード先
・オラクルのダウンロード先

2.MySQLのインストール

mysql-5.5.47-winx64.msiを実行します。Setup Wizardが表示されます。

開始画面

「Next」ボタンをクリックします。

ライセンス

「I accept the terms in the license agreement」を選択し、「Next」ボタンを押します。

セットアップタイプ

「Typical」を選択します。

インストールの開始

「Install」ボタンをクリックします。インストールが始まります。

MySQL Enterpriseの説明ウインドウが表示されます。「Next」ボタンをクリックします。

インストール完了

インストールが完了します。ここからMySQLサーバの設定を行います。 「Launch the MySQL Instance Configuration Wizard」にチェックを入れ、「Finish」ボタンをクリックします。

サーバ設定開始

「Next>」ボタンをクリックします。

Configuration type

ここでは、「Standard Configuration」を選択します。「Next>」をクリックします。

オプション選択

「Install As Windows Service」を選択し、Windowsのサービスに登録します。 Service Name は、「MySQL55」とします。また、「Launch the MySQL Server automatically」を選択し、 Windows起動時にMySQLサーバも起動するようにします。「Next>」ボタンをクリックします。

パスワード入力

「Modify Security Settings」を選択し、New root password、Confirmにパスワードを入力します。
「Next>」ボタンをクリックします。

サーバ設定実行

「Execute」ボタンクリックします。MySQLサーバの設定が行われます。

サーバ設定実行

「Finish」ボタンクリックで終了します。

3.設定ファイル(my.ini)の編集

日本語コードおよびストレージエンジンの設定を行います。「C:\Program Files\MySQL\MySQL Server 5.5\my.ini」をメモ帳等のエディタで 開きます。以下の[mysqld]部分を変更します。

[mysqld]

# The TCP/IP Port the MySQL Server will listen on
port=3306

#Path to installation directory. All paths are usually resolved relative to this.
basedir="C:/Program Files/MySQL/MySQL Server 5.5/"

#Path to the database root
datadir="C:/ProgramData/MySQL/MySQL Server 5.5/Data/"

# The default character set that will be used when a new schema or table is
# created and no character set is defined
#character-set-server=latin1
character-set-server=utf8                                     <---- latin1 を utf8 に変更

# The default storage engine that will be used when create new tables when
#default-storage-engine=INNODB
default-storage-engine=MyISAM                                 <--- INNODB を MyISAM に変更

# Set the SQL mode to strict
#sql-mode="STRICT_TRANS_TABLES,NO_AUTO_CREATE_USER,NO_ENGINE_SUBSTITUTION"
sql-mode=""                                                   <---  sql-modeを "" に変更

「character-set-server」の「latin1」を「utf8」に変更し、デフォルトキャラクタコードを「utf8」とします。 また、ストレージエンジンを「My ISAM」で使用しますので「default-storage-engine」の「INNODB」を「MyISAM」に 変更します。sql-modeは "" とします。変更後、上書き保存します。
MySQL5.1でのmy.ini設定例

4.MySQLの再起動

設定ファイル「my.ini」の設定内容は、MySQL起動時に反映されますので、MySQLの再起動を行います。

コントロールパネルの[管理ツール]-[サービス]でサービスのウインドウを表示します。 MySQL5を選択し、マウス右ボタンクリックで「停止」を実行します。停止後、同様操作で「開始」を実行します。

MySQLサービス

5.データベースの作成

データベースの作成を行います。ここでは、HeidiSQLを使用します。
HeidiSQLを起動します。セッションマネージャーが表示されます。セッション名を新規作成します。ユーザ名とパスワードを入力し、「開く」ボタンでMySQLに接続します。 接続成功でウインドウが表示されます。左データベースツリー欄マウス右クリックで「新規作成」-「データベース」を選択します。 データベースを作成ダイアログが表示されます。作成するデータベース名を入力します。ここでは、新規作成データベース名は、「jwdbtest」とします。

MySQLのデータベースは、デフォルトでは「C:¥ProgramData¥MySQL¥MySQL Server 5.5¥data¥」ディレクトリ内のディレクトリ名となります。

メモ

設定ファイル(my.ini) [mysqld] 内
wait_timeout
MySQLデータベースへの接続監視タイムアウト時間 単位:秒 デフォルト時間(指定なしの場合):28800秒(8時間)
設定時間内にデータベースの利用がない場合切断されます。
例)120秒に設定する場合
wait_timeout=120
innodb_file_per_table
Innodbでテーブル毎にデータファイルを作成します。
innodb_data_file_path
Innodbデータベースを複数ファイルで構成します。innodb_file_per_tableは、使えません。
例)C:、D:ドライブに作成する場合
innodb_data_home_dir=
innodb_data_file_path="C:/ProgramData/MySQL/MySQL Server 5.5/Data/ibdata1:512M;D:/mysqldb/ibdata2:512M;autoextend"
skip-name-resolve
クライアント接続を検査するときにホスト名を解決しません。IP アドレスのみを使用します。

mysql_upgrade.exe
MySQLの更新時に実行します。「mysql_upgrade.exe --help」でヘルプを表示します。
「mysql_upgrade.exe -p」でパスワードを入力し、実行します。
mysqlcheck.exe
テーブルの検査、修復、最適化、分析 を行います。
「mysqlcheck.exe -u root -p -c databasename」でパスワードを入力し、チェックを行います。
「mysqlcheck.exe -u root -p -r databasename」でパスワードを入力し、修復を行います。
mysqlcheck.exeの詳細

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